授業のワンシーン(学習お助け隊・英語)
教師: be動詞って知ってる?
生徒: よくわからないんですよね。be動詞があるならA動詞やC動詞もあるんですか?って感じ。
教師: やられた!その発想はなかった。
be動詞って、amとか、areとか、isとかのことを言うんだけど、これらの原形がbeなのでbe動詞って呼ばれているんだ。で、A動詞やC動詞は自分の知る限り、ないんだ。
生徒: まず、amとかareとかisって、すでにわからなくなってくるっていうか、イヤーな気持になるんですよ。なんで、そんなに種類あるんですか? あと、原形とかもよくわかんないし。
教師: 確かに。同じことを表すんだったら1つにすればって話もあるよね。もしかしたらだけどさ、イギリス人が、そうやって難しくしたほうがカッコいいって思ったのかもしれないね。この区別ができるのが頭いいやつの証みたいな。
生徒: いますよね~ そういう無駄にカッコつける人。
教師: いるよね~ でね、オーストラリアってあるでしょ?コアラがいる日本のずっと下の南半球の国。
生徒: 場所くらいしか知らないんですけど。
教師: 今は、それで十分。受験前になったら鉄鉱石や石炭の輸出やらやるから。それで、オーストラリアって、昔イギリスの植民地だったんだ。今度暇なときイギリスの国旗とオーストラリアの国旗を比べてみて。面白いから。でね、そのときイギリスが凶悪犯罪者を島流しするのに使ったため、危ない人たちがいっぱいいたらしいんだ。危ない人たちがカッコつけたくなかったせいか、英語もイギリスよりシンプルになったのね。
生徒:へぇ、危ない人は嫌だけど、英語がシンプルってなんかいいですね。
教師: かもね~ 例えば、クラスにかわいい子がいるとするでしょ? イギリスやアメリカで「彼女は美しい」って英語で言うと、シー イズ ビューティフルで、速く言うと She is beautiful.(シズビュリフォ)なんだ。なんとなくわかるでしょ?
生徒:わかります
教師: 繰り返してみて。「シズビュリフォ」
生徒: ・・・「シズビュリフォ」
教師: ナイス!発音もいいねぇ。じゃあさ、面と向かって、その子に「あなたは美しいよ」っていうとしたら英語でどうなる?
生徒: ・・・面と向かって言えるわけないじゃないですか!
教師: ・・・そう来たか。なんか勢いに押された気もするけど、You are beautiful.(ユァビュリフォ)なんだ。彼女の時はisがついて、あなたのときはareなのね。こうやって使い分けすることが〇〇君は「うざ」って思うんだよね。
生徒: そうです。
教師: ウザだけど一応繰り返してみて。「あなたは美しいよ」ってなんだっけ。
生徒: …ユァビュリフォ
教師: メッチャいいよ。そのままアメリカ行っても通じるから。ところで、「彼女は美しいよ」ってなんだっけ。
生徒: 「シズビュリフォ」
教師: よくできました。それでね、オーストラリアではどう言ってたかっていうと、She be beautiful. You be beautiful.らしいんだ。全部原型のbeだったらしいんだ。
生徒: わかりやすくていいですね。
教師: でも、今はオーストラリアでも田舎のほうでしかこうは言わないらしい。あとね、これは、別の意味になっちゃうので問題なんだ。
生徒: なんですかそれ
教師: You be beautiful.をゆっくりしゃべると、You, Be beautiful.って感じになるでしょ。これって、「あなた、きれいになれよ」って命令する意味になっちゃうんだ。これはちょっとまずくない?
生徒: 女の子の前でこれ言ったらやばいっすよね。
教師: だよね~、ちょっと言ってみて。英語で、「あなた、きれいになれよ」
生徒: You, Be beautiful.
教師: すげ、実は記憶力すごくね?じゃ、イギリスやアメリカで「あんた美しいよ」だとなんて言う?
生徒: You are beautiful.
教師: 素晴らしい!だからウザくても、変な意味に間違われないために、普通にamとか、areとか、isってやったほうが良いと思うんだ。ちなみに、「俺ってカッコいい」ってなんていうと思う?
生徒: I’m kakkeee(カッケ―) じゃないっすか?
教師: すご!めっちゃセンスいいよね! でね、「カッケ―」とか「カッコいい」は一応coolクール、早くいうと(クーォ)でいいと思うから、I’m cool.(アィムクーォ)なんだ。繰り返してくれる?
生徒: I’m cool.(アィムクーォ)
教師: オッケー、じゃ、「あんたカッケ―」はどういうと思う?
生徒: You are cool. (ユァクーォ)
教師: すばらしい!じゃ、「彼カッケ―」は?
生徒: He is cool.
教師: マジいいね。じゃ、「彼らってカッケ―」は?
生徒: ・・・わかんないです!
教師: でもここまでできたんだからすごいよ。
彼らはTheyね。それで、A動詞でもC動詞でもないbe動詞は、「目の前にいない一人じゃない人や物」についてはareなんだ。じゃあもう一回、「彼らカッケ―」はなんていうと思う?
生徒: They are cool. っすか?
教師: お見事! じゃ、今度はまとめて、メモ作りながら、「俺ってカッケ―」「おめぇカッケ―」「彼カッケ―」「彼らカッケ―」を言ってみよう。
(以下続く)
※ この授業では、英語の勉強で出遅れて苦手意識を持ち、かつ反抗期にある生徒に、できるだけ生徒の目線になって寄り添い、楽しい雰囲気を作りながら、be動詞を教え、何度も繰り返し、まとめでは、「(一問一答式)重要事項整理メモ」も作りながら、記憶を定着させようとしています。
※ 「学習お助け隊」は、予習復習を必要とせず、授業だけで楽しく、科目全体の理解に必要な部分や将来の受験のための重要範囲だけを、理解し覚えてもらう家庭教師授業です。クラブ活動等で疲れて一人では勉強できないお子さんのための授業で、お気軽にご利用できるように、業界最安値かつ、ほとんどの個人契約の家庭教師よりも安い、しかし、クレバーの品質を保持した授業です。
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