家庭教師授業の一コマ(高校受験)

以下のような雰囲気です。

教師:「教科書見ながらでいいよ。〇〇ページの表に内閣不信任決議ってあるよね。これって三権分立の下でどこの国家機関に認められてる?」

生徒:「国会ですか?」

教師:「だね~、三権分立の表の矢印見るとそんな感じだよね。ところで国会って何と何でできてる?」

生徒:「国と会、じゃないですよね。衆議院と参議院」

教師:「大正解!じゃあさ、内閣不信任決議があると、どうなるか知ってる?」

生徒:「知りません(きっぱり)」

教師:「自分も受験直前まで知らなかった。でも早く覚えた方がいいから、もう一回教科書見てみよう。①衆議院を解散するか、②内閣総辞職するか、だよね。繰り返してくれる?内閣不信任決議があるとどうなるんだっけ?」

生徒:「え~と、①衆議院を解散するか、②内閣総辞職・・・ですよね」

教師:「お見事!またあとで繰り返すからね~覚えてたらえらいけど、忘れても全然かまわないからね~。先生こんなところ一回見ても秒速で忘れてたから。ところで、総辞職って言うのは内閣が総理大臣以下全員で、もう辞めますって言うこと、衆議院の解散はね、衆議院議員全員の地位をなくすことなんだ。」

生徒:「ちょっと待った!あれ?衆議院の解散って、・・・参議院は関係ないっていうか参議院は解散しないんすか?」

教師:「よく気付いたね!その通り。参議院は解散という制度がないんだよ。だから参議院議員は6年間の任期がずっと保障されるんだ。それに対して衆議院議員は任期4年とか言っても、いつ解散で地位がなくなるかわかんないんだ。」

生徒:「ふーん。じゃ、参議院議員になる方がいいっすよね。」

教師:「そう、長い間給料、歳費とかいうんだったかな、たしか年間2200万くらい、をもらって、のんびりするにはね~。」

生徒:「なんすか?その高い給料!俺も参議院議員になりたいっす!」

教師:「ね~、世界最高水準らしいよ。それは置いといて、参議院議員より衆議院議員のほうが、できることがいっぱいあるんだ。それは後でやるね。総理大臣だって、ずっと衆議院議員からしか選ばれてないし。」

生徒:「そっか、地位がいつなくなるか分かんない分、いいこともあるんですね。」

教師:「だね~。ところでさ、内閣としては、不信任決議が認められると、なんだっけ?二つのどっちかできること。」

生徒:「①衆議院の解散か②内閣総辞職!」

教師:「お見事!じゃあ、内閣不信任決議があった場合、素直に内閣が私たちが悪うございましたって②総辞職すると思う?」

生徒:「内閣にいる大臣たちは普通にやめたくないと思うから、衆議院の解散てやつにするんじゃないですか?ところで、大臣が国会議員の場合、両方の給料もらえるんですか?」

教師:「大当たり!その通り、総辞職なんかしないで衆議院を解散するよね。ちょっと待ってね、両方もらえるかは分かんないから調べてみるね。・・・さすがに両取りじゃなくて、多い方だけみたいよ。・・・ところで、衆議院解散したら衆議院議員いないことになるよね。それじゃまずいからどうすることになってるんだと思う?」

生徒:「・・・選挙、ですか?」

教師:「大当たり。衆議院議員がいない状態はまずいから解散から40日以内に総選挙することになってるんだ。ところで、選挙すると新しい衆議院議員が当選したり、落選したりする人もいるよね。この選挙の結果で何がわかる?」

生徒:「みんながどの政党とか誰を好きかがわかりますよね。安倍総理の自民党が好きとか嫌いとか」

教師:「そうそう、その通り、選挙するとみんながどの政党に投票したかで、みんなの声がわかるよね。だから、内閣としては、自分が正しいか不信任決議したやつの方が正しいか、衆議院の解散とその後の衆議院議員総選挙で国民の声を聞けるって大義名分もあるしね。だから〇〇さんが言ったとおり、内閣としては、ふつう解散を選ぶんだよね。そこで質問、じゃあさ、参議院に内閣不信任決議認めていいと思う?」

生徒:「・・・イヤぜってーだめでしょ。だってそれ認めたら、参議院の内閣不信任決議に対抗して内閣が衆議院を解散することになっちゃいますよね。それって参議院のやったことで衆議院が損することになって不公平っすよね。」

教師:「マジすごい!お見事!ヒント出そうと思ってたら一発で答えちゃった! 〇〇さんの言った通りの理由で、参議院には内閣不信任決議は認められないよね。イヤーすごいね。 じゃあ、もっかいまとめの繰り返しね。メモ作りながらやるよ~ メモのテーマは『内閣不信任決議』ね。いくよ~、①内閣不信任決議は誰に認められる?」

生徒:「衆議院」

教師:「お見事、では、メモ②内閣不信任決議があると、内閣にはどういう選択肢がある?」

生徒:「①衆議院の解散か、②内閣総辞職」

教師:「すごぃな、じゃ、メモ③内閣は一般にどっち選ぶ?」

生徒:「衆議院の解散で~す」

教師:「いいねぇ、じゃ、メモ④衆議院の解散があると、40日以内に何しなければいけないだっけ?」

生徒:「選挙、衆議院議員総選挙でしたっけ。」

教師:「そう、衆議院議員総選挙だね!すごいね!完璧。先生この時期こんなことまったく答えられなかった。『内閣不信任決議』のメモはここまでね。じゃ、次に行こうか。衆議院の解散があって、総選挙で勝ったのが・・・」

(以下、続く)

※ 多くのお子さんは、ただ覚えるだけととらえやすい「社会」が最も嫌いです。その中でも、政治制度(憲法)については、イメージしづらいので、特に苦手意識を持っています。ここでは、政治制度の基本原理である三権分立で学ぶ「内閣不信任決議」や、「衆議院の解散」、「内閣総辞職」について、これをできるだけ楽しく、具体的にイメージできるように工夫し、かつ記憶が定着するように繰り返しながら、授業をすすめています。また、まとめでは家庭学習用に「(一問一答式)重要事項整理メモ」を作っています。
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