スタッフブログ(P):テレワーク中の親御さんのサイドビジネス2(FX書籍)
受験も、あとは国立大学入試と公立高校入試を残すのみとなりました。
直前期の親御さんとしての心構えは、前回述べたことに付け加えることはありません。
ところで、東京を中心とする緊急事態宣言のもとで、テレワーク中の親御さんが多く、前回、サイドビジネスとしてのFXについて少しお話ししましたが、なかなかうまくいかないという声を多く聞きます。
そこで、今回は、FXの勉強のための書籍を紹介いたします。
「<為替相場>トレーダーの読み筋」小林淳著(東京図書出版)です。
この本は、30年以上にわたって様々な銀行の外国為替部ディーリングルームのトップを走り続けた、本物の為替のプロである小林淳さんという方が、ディーリングルームの新人を教育する過程で作成したレジュメをもとに、為替トレーダーを志す人のために書いた、為替トレーダーを目指す一般の人々にとって本当に貴重な一冊です。
大きく3つの内容に分かれています。
「為替相場への「メンタル編」」では、およそ全ての為替トレーダーが陥る罠を豊富な経験から解説されています。これを読むと、現在自分が陥っている罠とそこから抜け出す方法が簡潔かつ分かりやすく書かれています。ここを読むと、自分がどのような心構えで、どのような時間軸でトレードすべきかもわかります。
「為替相場への「アプローチ編」」では、相場の大局観を作り上げるステップとして、一般のトレーダーが見落としがちな月足チャートの重要性や、雇用統計などのイベントの、相場での消化のされ方などがプロでしか把握できない視点で書かれています。
「為替相場への「実践編」」では、プロのチャート分析、相場参加者の行動特性、プロのファンダメンタルズ分析が、非常に分かりやすく解説されています。この部分は、一般のトレーダーからは目から鱗モノです。この本は2014年の出版で、この時点までのファンダメンタルズ分析しか載っていませんが、ぜひ、続編を期待したいです。
私も、この本を時に応じて何度も読み返しています。
この本は、FXトレーダーにとって座右の書となる貴重な本だと思います。